callboxでは9月10日(木)より、callboxのアーカイブ展示「あいまの標本 – callbox archives -」を開催いたします。
合わせて、9月11日(金)からArt Center NEWにて開催の「NEW PLATFORM – Alternative JAPAN –」へ出展し、今までのアーカイブ写真を展示いたします。
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あいまの標本 – callbox archives -
Tomoko Rikimaru (@maruco00)
2026年9月10日(木)〜9月30日(水)
design : Tomoko Rikimaru
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街の中に突然現れる、約1.4㎡の小さなギャラリー、callbox。
ビルの共用通路に面したその場所では、
作品を観るために訪れた人だけでなく、たまたま通り過ぎた人が、ふと作品に出会う。
展示する人、観る人、通り過ぎる人。
作品と日常、街と建物、鑑賞と非鑑賞、意図と偶然。
それぞれの境界にある「合間(あいま)」に、
細く弱い文脈(物語)が絡み合い、callboxというひとつの生態をつくっている。
そこには、作品だけでなく、誰かの視線や想像、ガラス戸に映る光、人の気配、
そして、その場に立ったときに生まれた感覚が蓄積されていく。
本展では、これまでアーティストによって行われてきた展示を手がかりに、
callboxで何が起こってきたのか、その場所にどのような時間が流れてきたのかを遡ります。
その時間を記録するために選んだのが、フィルムという媒体です。
フィルムに残るのは、出来事そのものだけではありません。
その瞬間に存在した光と、それを見た者の視線の痕跡です。
一枚の写真を撮ることには、何を見るのか、何を残すのかという小さな選択が伴う。
そして、撮ったその場では結果を見ることができない。
だからこそフィルムには、目の前にあったものだけでなく、
その瞬間に向けられた視線や、撮影者自身の感覚も含まれている、と感じます。
偶然の鑑賞を生み出すcallboxを、偶然性を含んだフィルム写真で記録する。
そうして残された一枚一枚を、過ぎ去った時間から採取された「標本」として捉えてみる。
callboxに展示された作品も、フィルムに記録された光も、
どちらも「一瞬だけ存在し、その後はあいまに残っていくもの」なのかもしれない。
今回の展示では、フィルムに記録された時間を
サーマルプリント(感熱印刷 )によって現在の空間へと展開します。
過去のcallboxを、現在のcallboxで見る。
そこにあった作品を辿りながら、その作品が置かれていた空間、
そのときの光、その場にいた人、そのときの視線へと目を向ける。
これは、callboxという場所の特徴や特殊性を探ることでもあります。
そして過去のcallboxを見ることは、
いまここにいる自分自身が「見る」という行為にも気づくことかもしれません。
一瞬だけ立ち止まった人。
何気なく覗いた人。
作品をつくった人。
写真を撮った人。
それぞれの時間や想像が交差した、その「あいま」。
「あいまの標本」は、callboxで確かに起こっていた出来事と、そこに蓄積された時間を、
フィルムという媒体を通して採取し、観察する試みです。
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callbox
〒169-0073 東京都新宿区百人町1-24-8-107
JR総武線大久保駅 南口より徒歩2分